この追悼サイトは、 西村 京太郎(推理小説家)さまのために作成されました。
享年91歳 、誕生日 1930年9月6日、命日 2022年3月3日
※ 西村さんへのメッセージ投稿や、思いでの共有はサインインで可能になります。
西村 京太郎(にしむら きょうたろう、1930年9月6日 - 2022年3月3日)は、日本の推理小説家。本名は矢島 喜八郎(やじま きはちろう)[4]。人気シリーズである十津川警部シリーズ[1]や、トラベルミステリーで知られる。
初期は社会派推理小説を書いていた[注釈 2]。じきにスパイ小説[注釈 3]、クローズド・サークル[注釈 4]、パロディ小説[注釈 5]、時代小説[注釈 6]など多彩な作品群を発表する。中でも海難事故もの(西村本人が海が好きだったため。また、十津川警部は大学ヨット部出身という設定。)[注釈 7]、誘拐もの(あらゆる犯罪の中で最も知能を要するので推理小説にふさわしいと考えたため)[注釈 8]が多かった。
日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作『寝台特急殺人事件』から全面的にトラベルミステリーに移行する。西村が考えた、鉄道などを使ったトリックやアリバイ工作は、そのリアリティが功を奏し根強い人気がある。
シリーズキャラクターである十津川警部や左文字進などを生み出し、その作品の多くがテレビドラマ化されている。
年6度の取材旅行で12社分の小説を書くという執筆スタイルを続け[8]、オリジナル著作は2019年3月時点で619冊[9]。本人によれば最高年収は7億円だという[10]。その後も新刊の刊行は続いており、累計発行部数は2億部を超える[11]。2017年には「できれば東京スカイツリーの634メートルを、数字で1冊超える635冊まで書きたい。冗談だが。」と語っていた[12][注釈 9]。
山村美紗とは、家族ぐるみの交流があった。新進の作家だった西村に山村がファンレターを送ったことで交流が始まり、西村が京都に住んでいた頃、山村と共同で大きな旅館を買い取り、両宅が鍵つきの渡り廊下で繋がっていた[16]。山村の急逝後、未完だった『在原業平殺人事件』と『龍野武者行列殺人事件』の2作品は西村が脱稿を引き受けている。また、山村の長女で女優の山村紅葉は、「十津川警部シリーズ」など西村原作のドラマに多く出演している。
1974年頃、肝臓障害で療養生活を送る。1987年、腎結石で緊急入院する(2日で退院)[14]。1996年1月、脳梗塞で倒れ入院する。左半身の一部が不自由になった。そのとき集まった編集者にペンを持たされ「何か書いてくれ」といわれ、手が動くかどうか確認させられたという[17]。また、これを機に神奈川県足柄下郡湯河原町へ転居している。
過去7度の転居を経ている。1945年、空襲により被災し調布市に転居。1968年、渋谷区幡ヶ谷に転居。1970年、渋谷区本町に転居。1980年、京都市中京区に転居。1982年、京都市伏見区に転居。1986年、京都市東山区に転居。1996年、前述の療養を機に神奈川県足柄下郡湯河原町に転居している[18]。
京都在住時に1988年式ロールス・ロイス・シルバースピリットを所有していた。ただし、西村自身は運転免許を持っていない。現在、自動車ジャーナリスト福野礼一郎が所有しており、彼による徹底したレストアが施されている。
趣味として将棋を挙げている[19]。将棋名人戦や将棋電王戦の観戦記を担当したこともある。将棋棋士が登場する推理小説(『十津川警部 千曲川に犯人を追う』)も発表している。
受賞・候補歴[編集]
西村京太郎記念館 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上42-29 電話:0465-63-1599
※注:このサイトは、西村京太郎に関連した書きかけのものです。 内容について加筆・訂正などをしてくださる協力者を求めています 作成者拝
享年91歳 、誕生日 1930年9月6日、命日 2022年3月3日
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西村 京太郎(にしむら きょうたろう、1930年9月6日 - 2022年3月3日)は、日本の推理小説家。本名は矢島 喜八郎(やじま きはちろう)[4]。人気シリーズである十津川警部シリーズ[1]や、トラベルミステリーで知られる。
初期は社会派推理小説を書いていた[注釈 2]。じきにスパイ小説[注釈 3]、クローズド・サークル[注釈 4]、パロディ小説[注釈 5]、時代小説[注釈 6]など多彩な作品群を発表する。中でも海難事故もの(西村本人が海が好きだったため。また、十津川警部は大学ヨット部出身という設定。)[注釈 7]、誘拐もの(あらゆる犯罪の中で最も知能を要するので推理小説にふさわしいと考えたため)[注釈 8]が多かった。
日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作『寝台特急殺人事件』から全面的にトラベルミステリーに移行する。西村が考えた、鉄道などを使ったトリックやアリバイ工作は、そのリアリティが功を奏し根強い人気がある。
シリーズキャラクターである十津川警部や左文字進などを生み出し、その作品の多くがテレビドラマ化されている。
年6度の取材旅行で12社分の小説を書くという執筆スタイルを続け[8]、オリジナル著作は2019年3月時点で619冊[9]。本人によれば最高年収は7億円だという[10]。その後も新刊の刊行は続いており、累計発行部数は2億部を超える[11]。2017年には「できれば東京スカイツリーの634メートルを、数字で1冊超える635冊まで書きたい。冗談だが。」と語っていた[12][注釈 9]。
山村美紗とは、家族ぐるみの交流があった。新進の作家だった西村に山村がファンレターを送ったことで交流が始まり、西村が京都に住んでいた頃、山村と共同で大きな旅館を買い取り、両宅が鍵つきの渡り廊下で繋がっていた[16]。山村の急逝後、未完だった『在原業平殺人事件』と『龍野武者行列殺人事件』の2作品は西村が脱稿を引き受けている。また、山村の長女で女優の山村紅葉は、「十津川警部シリーズ」など西村原作のドラマに多く出演している。
1974年頃、肝臓障害で療養生活を送る。1987年、腎結石で緊急入院する(2日で退院)[14]。1996年1月、脳梗塞で倒れ入院する。左半身の一部が不自由になった。そのとき集まった編集者にペンを持たされ「何か書いてくれ」といわれ、手が動くかどうか確認させられたという[17]。また、これを機に神奈川県足柄下郡湯河原町へ転居している。
過去7度の転居を経ている。1945年、空襲により被災し調布市に転居。1968年、渋谷区幡ヶ谷に転居。1970年、渋谷区本町に転居。1980年、京都市中京区に転居。1982年、京都市伏見区に転居。1986年、京都市東山区に転居。1996年、前述の療養を機に神奈川県足柄下郡湯河原町に転居している[18]。
京都在住時に1988年式ロールス・ロイス・シルバースピリットを所有していた。ただし、西村自身は運転免許を持っていない。現在、自動車ジャーナリスト福野礼一郎が所有しており、彼による徹底したレストアが施されている。
趣味として将棋を挙げている[19]。将棋名人戦や将棋電王戦の観戦記を担当したこともある。将棋棋士が登場する推理小説(『十津川警部 千曲川に犯人を追う』)も発表している。
受賞・候補歴[編集]
- 1961年 - 「黒の記憶」で第2回宝石賞候補。
- 1962年 - 「病める心」で第5回双葉新人賞二席入選。
- 1963年 - 「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞受賞。
- 1964年 - 「宇宙艇307」で第3回SFコンテスト努力賞受賞(西崎恭名義)。
- 1965年 - 『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞受賞。
- 1967年 - 『太陽と砂』で「二十一世紀の日本」作品募集(創作の部)最優秀賞。
- 1967年 - 『D機関情報』で第20回日本推理作家協会賞候補。
- 1976年 - 『消えたタンカー』で第29回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。
- 1977年 - 『消えた乗組員』で第30回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。
- 1979年 - 『炎の墓標』で第32回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。
- 1980年 - 『夜間飛行殺人事件』で第33回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。
- 1981年 - 『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。
- 1997年 - 第6回日本文芸家クラブ大賞特別賞受賞。
- 2004年 - 第28回エランドール賞特別賞受賞。
- 2005年 - 第8回日本ミステリー文学大賞受賞。
- 2010年 - 第45回長谷川伸賞受賞。
- 2016年 - 『十津川警部シリーズ』で第1回吉川英治文庫賞候補[21]。
- 2017年 - 『十津川警部シリーズ』で第2回吉川英治文庫賞候補。
- 2018年 - 『十津川警部シリーズ』で第3回吉川英治文庫賞候補[22]。
- 2019年 - 『十津川警部シリーズ』で第4回吉川英治文庫賞受賞[23]。
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西村京太郎記念館 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上42-29 電話:0465-63-1599
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