この追悼サイトは、 平 幹二朗(日本を代表する名優の一人・国内外で高い評価を受ける)さまのために作成されました。
享年82歳 、誕生日 1933年11月21日、命日 2016年10月22日
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平 幹二朗(ひら みきじろう、1933年〈昭和8年〉11月21日 - 2016年〈平成28年〉10月22日[1])は、日本の俳優・演出家。ケイファクトリー所属。長男は俳優の平岳大。
主に舞台演劇役者の主演として活躍し、国内外で高い評価を受けている日本を代表する名優の一人である。その他にも、大河ドラマなどのテレビドラマや映画などでも活躍した。
小学6年生の初め、幹二朗は広島県東部の甲奴郡上下町(現・府中市)の母方の大叔父宅に疎開する[2]。母は流川町の郵便局で働くようになっていたので広島に残った[3]。郵便局は原爆ドームから800mほどの距離で、1945年8月6日、原爆投下の朝、通勤途中だった母はビルの陰で靴を履き直していたため光線を受けなかったので生き残った[3]。終戦後まもなく母は上下町の家で危篤状態になり、子供のない農家の大叔父に「うちの子になるか」と言われたが、幹二朗は「農家の子供になるのはイヤだなぁ」と思ったという[3]。
内気な少年だった幹二朗が演劇にかかわるのは、上下高校の時だった[4]。
困っている時俳優座養成所の募集記事を読んだ[4]。そこが3年間の俳優教育をする学校だった[4]。しかし養成所の試験に落ちた[4]。翌年には合格、俳優座養成所五期生となった[5]。同期に木村俊恵・今井和子・藤田敏八・ジェームス三木ら[6]。1956年俳優座座員となり、同年『貸間探し』で初舞台。以後、『千鳥』[要曖昧さ回避]『四谷怪談』『ファウスト』などに出演。端整な容姿と、スケールの大きさを感じさせる演技で注目され、仲代達矢や加藤剛とともに同座の若手ホープと目される。
1963年、テレビドラマ『三匹の侍』にレギュラー出演。五社英雄演出のリアルな殺陣によりテレビ時代劇の流れを大きく変えたこの作品で、虚無的な浪人・桔梗鋭之介役が人気を集めた。お茶の間にもおなじみの顔となり、時代劇を中心に多くの主演ドラマを持った。1968年フリー。浅利慶太演出『アンドロマック』の出演を機に劇団四季に客員し1968年、浅利慶太演出『ハムレット』で主役を演じ、各界から高い評価を受ける[6]。続く『狂気と天才』などの演技も高く評価され、日本を代表する舞台俳優の一人となる。
四季がミュージカルに力を入れ始めたころ蜷川幸雄に出会い、1976年に蜷川演出『近代能楽集 卒塔婆小町』主演を皮切りに、『王女メディア』『近松心中物語』『NINAGAWAマクベス』『タンゴ・冬の終わりに』『テンペスト』『グリークス』『リア王』など長年に渡り蜷川演出作品に主演、海外公演でも高い評価を得る。1993年には、東京グローブ座でシェイクスピア全37作品上演に挑戦するという壮大な計画を発表。以後『マクベス』(1993年)、『ハムレット』(1994年)、『オセロ』(1995年)、『十二夜』(1995年、1998年)、『リア王』(1997年)、『テンペスト』(2000年)など、着実に実行していった。陰影に富んだ格調の高い演技で悲劇的人物を得意としていた。
テレビドラマにも多数出演。特に大河ドラマの常連俳優の一人で、計7回出演[7]。1970年放送の『樅ノ木は残った』で主人公の原田甲斐を演じ、大河ドラマ初出演にして初主演を果たす。つづく1973年放送の『国盗り物語』では前半の主人公の斎藤道三を演じ、後半の主人公の織田信長演じる高橋英樹と共に主演をする。大河ドラマとして初の複数回の主演をつとめた。撮影で高橋英樹と共演した平は、「高橋信長の若さがうらやましかった」と後述している[8]。1988年放送の『武田信玄』では、中井貴一演じる主人公・武田信玄の父である武田信虎を演じ、横暴な支配者と失意の流浪者という全く相反する姿を演じている。1991年の『太平記』には北畠親房で出演予定があったが、翌年の『信長 KING OF ZIPANGU』のために同じく出演予定のあった緒形直人と共に降板。緒形は翌年の主演が決定した。1992年放送の『信長 KING OF ZIPANGU』では織田家を惑わす架空の祈祷師で物語の裏の主人公である加納随天を演じ、不可解さと迫力に満ちた演技を見せつけた。その後も2005年放送の『義経』では後白河法皇を演ずるなど助演としても多数出演。最後の出演は2008年放送の『篤姫』で、調所広郷を演じた。大河ドラマ以外でも『三匹の侍』、『眠狂四郎』、『新選組始末記』、『不毛地帯』など主演代表作は数多い。また映画出演も多く、『他人の顔』、『天城越え』、『帝都物語』などの代表作がある。演出家としての顔も持ち、中村玉緒主演の舞台等の演出も手がけた。
1998年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受章。2013年、赤坂マネージメント事務所からケイファクトリーへ移籍。晩年は長髪を束ねる髪型をしていた。
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享年82歳 、誕生日 1933年11月21日、命日 2016年10月22日
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平 幹二朗(ひら みきじろう、1933年〈昭和8年〉11月21日 - 2016年〈平成28年〉10月22日[1])は、日本の俳優・演出家。ケイファクトリー所属。長男は俳優の平岳大。
主に舞台演劇役者の主演として活躍し、国内外で高い評価を受けている日本を代表する名優の一人である。その他にも、大河ドラマなどのテレビドラマや映画などでも活躍した。
生涯[編集]
出生から学生時代まで[編集]
平幹二朗は1933年11月21日、広島県広島市中区小網町(こあみちょう)に生まれた。生後9か月の時に父・文雄が病死[2]。家の造りは京都の町家のように間口は狭いが奥行きのある二階家で、1階が十畳、八畳が二間、中庭、それが土間に面して奥に続いて、2階は八畳二間と物干しだった[2]。そこに祖母と母と幹二朗の3人で住んでいた[2]。小学6年生の初め、幹二朗は広島県東部の甲奴郡上下町(現・府中市)の母方の大叔父宅に疎開する[2]。母は流川町の郵便局で働くようになっていたので広島に残った[3]。郵便局は原爆ドームから800mほどの距離で、1945年8月6日、原爆投下の朝、通勤途中だった母はビルの陰で靴を履き直していたため光線を受けなかったので生き残った[3]。終戦後まもなく母は上下町の家で危篤状態になり、子供のない農家の大叔父に「うちの子になるか」と言われたが、幹二朗は「農家の子供になるのはイヤだなぁ」と思ったという[3]。
内気な少年だった幹二朗が演劇にかかわるのは、上下高校の時だった[4]。
俳優として[編集]
「映画監督になりたい」という漠然とした夢は持っていたが、それには大学に行って会社に入らなければならなかった[4]が、理数系が苦手だった[4]。困っている時俳優座養成所の募集記事を読んだ[4]。そこが3年間の俳優教育をする学校だった[4]。しかし養成所の試験に落ちた[4]。翌年には合格、俳優座養成所五期生となった[5]。同期に木村俊恵・今井和子・藤田敏八・ジェームス三木ら[6]。1956年俳優座座員となり、同年『貸間探し』で初舞台。以後、『千鳥』[要曖昧さ回避]『四谷怪談』『ファウスト』などに出演。端整な容姿と、スケールの大きさを感じさせる演技で注目され、仲代達矢や加藤剛とともに同座の若手ホープと目される。
1963年、テレビドラマ『三匹の侍』にレギュラー出演。五社英雄演出のリアルな殺陣によりテレビ時代劇の流れを大きく変えたこの作品で、虚無的な浪人・桔梗鋭之介役が人気を集めた。お茶の間にもおなじみの顔となり、時代劇を中心に多くの主演ドラマを持った。1968年フリー。浅利慶太演出『アンドロマック』の出演を機に劇団四季に客員し1968年、浅利慶太演出『ハムレット』で主役を演じ、各界から高い評価を受ける[6]。続く『狂気と天才』などの演技も高く評価され、日本を代表する舞台俳優の一人となる。
四季がミュージカルに力を入れ始めたころ蜷川幸雄に出会い、1976年に蜷川演出『近代能楽集 卒塔婆小町』主演を皮切りに、『王女メディア』『近松心中物語』『NINAGAWAマクベス』『タンゴ・冬の終わりに』『テンペスト』『グリークス』『リア王』など長年に渡り蜷川演出作品に主演、海外公演でも高い評価を得る。1993年には、東京グローブ座でシェイクスピア全37作品上演に挑戦するという壮大な計画を発表。以後『マクベス』(1993年)、『ハムレット』(1994年)、『オセロ』(1995年)、『十二夜』(1995年、1998年)、『リア王』(1997年)、『テンペスト』(2000年)など、着実に実行していった。陰影に富んだ格調の高い演技で悲劇的人物を得意としていた。
テレビドラマにも多数出演。特に大河ドラマの常連俳優の一人で、計7回出演[7]。1970年放送の『樅ノ木は残った』で主人公の原田甲斐を演じ、大河ドラマ初出演にして初主演を果たす。つづく1973年放送の『国盗り物語』では前半の主人公の斎藤道三を演じ、後半の主人公の織田信長演じる高橋英樹と共に主演をする。大河ドラマとして初の複数回の主演をつとめた。撮影で高橋英樹と共演した平は、「高橋信長の若さがうらやましかった」と後述している[8]。1988年放送の『武田信玄』では、中井貴一演じる主人公・武田信玄の父である武田信虎を演じ、横暴な支配者と失意の流浪者という全く相反する姿を演じている。1991年の『太平記』には北畠親房で出演予定があったが、翌年の『信長 KING OF ZIPANGU』のために同じく出演予定のあった緒形直人と共に降板。緒形は翌年の主演が決定した。1992年放送の『信長 KING OF ZIPANGU』では織田家を惑わす架空の祈祷師で物語の裏の主人公である加納随天を演じ、不可解さと迫力に満ちた演技を見せつけた。その後も2005年放送の『義経』では後白河法皇を演ずるなど助演としても多数出演。最後の出演は2008年放送の『篤姫』で、調所広郷を演じた。大河ドラマ以外でも『三匹の侍』、『眠狂四郎』、『新選組始末記』、『不毛地帯』など主演代表作は数多い。また映画出演も多く、『他人の顔』、『天城越え』、『帝都物語』などの代表作がある。演出家としての顔も持ち、中村玉緒主演の舞台等の演出も手がけた。
1998年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受章。2013年、赤坂マネージメント事務所からケイファクトリーへ移籍。晩年は長髪を束ねる髪型をしていた。
死去[編集]
2016年10月23日、自宅の浴槽で倒れているのを訪れた息子の岳大により発見され、後に死亡が確認された[9][10]。出演中だったフジテレビのドラマ『カインとアベル』が遺作となった[11][12]。警視庁北沢警察署での遺体検案などで死亡に事件性がないと判断されたことを受け、遺族の決定により死亡日を10月22日とし、死因は不明としたことが明らかにされた[13][1]。満82歳没。出演[編集]
舞台[編集]
- 貸間探し(1956年) - 初舞台
- 海神別荘(1980年、博品館劇場特別公演辻村ジュサブローの世界) - 公子(声の出演)[25]
- ファウスト
- ハムレット
- アンドロマック
- 結婚物語
- アンティゴネー
- 狂気と天才
- 近松心中物語
- 元禄港歌
- ヴェニスの商人
- NINAGAWAマクベス
- シラノ・ド・ベルジュラック(劇団四季参加) その他、多数あり
テレビドラマ[編集]
- 獣の行方(1957年、NHK総合)
- 松本清張シリーズ・黒の組曲 第25話「渓流」(1962年、NHK総合) - 田村 役
- 近鉄金曜劇場 足摺岬(1962年、中部日本放送)
- 三匹の侍(1963年-1969年、フジテレビ)
- 渥美清の泣いてたまるか(1966年-1968年、TBS)
- 眠狂四郎(1967年、フジテレビ)
- 皇女和の宮(1968年、NET) - 有栖川宮熾仁親王 役
- 女と味噌汁 その13(1969年、TBS) - 向井行助 役
- 検事 霧島三郎(1969年、よみうりテレビ) - 霧島三郎 役
- おんなの劇場『吉野太夫』(1970年、フジテレビ) - 時安 役
- 大河ドラマ(NHK総合)
映画[編集]
- 森は生きている(1956年、カラー映画) - 西の国の大使 役
- 乾杯!見合結婚(1958年) - 長尾啓吉 役
- 富士に立つ若武者(1961年) - 佐々木盛綱 役
- 天草四郎時貞(1962年) - 松倉勝家 役
- 千姫と秀頼(1962年) - 坂崎出羽守 役
- 髑髏銭(1962年) - 徳川綱吉 役
- 三百六十五夜(1962年) - 津川厚 役
- 源九郎義経(1962年) - 亀井重清 役
- 宮本武蔵 二刀流開眼(1963年) - 吉岡伝七郎 役
- 人生劇場 続飛車角(1963年) - 蔵高三之助 役
- 昭和侠客伝(1963年) - 土井 役
- 宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年) - 吉岡伝七郎 役
- 三匹の侍(1964年) - 桔梗鋭之介 役
- 大殺陣(1964年) - 浅利又之進 役
- 座頭市関所破り(1964年) - 沖剛之助 役
- 獣の剣(1965年) - 平木弦之助 役
- 五匹の紳士(1966年) - 千石 役
- 他人の顔(1966年) - 医者 役
- 暖流(1966年) - 日疋祐三 役 その他、多数あり
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