ドヴォルザークは、
プラハの北約30kmほど、
北ボヘミア、
ロプコヴィッツ家の本拠地のひとつである
ネラホゼヴェスに生まれた。生家は肉屋と宿屋を営んでいた。父親は
ツィターの名手として村では評判で、簡単な舞曲を作曲して演奏することもあった。また、近所の町でやはり肉屋を経営していた伯父も
トランペットの名手として知られていた。6歳で小学校に通い始めるが校長のヨゼフ・シュピッツに
ヴァイオリンの手ほどきを受けると見る間に上達し、父の宿屋や教会で演奏するようになった。8歳で村の教会の聖歌隊員、9歳でアマチュア楽団のヴァイオリン奏者となり、音楽的才能を見せ始める