承継
軌跡

(39歳の時、海運業を再開)

銭屋は戦国時代に滅亡した朝倉氏の末裔を自称し、初代の吉右衛門が金沢に移住して以来、両替商のほか醤油醸造・古着商などを手広く営んだ家系であった。父(五兵衛)が金沢の外港である宮腰を本拠に海運業を始めたが、不振となりいったん廃業。子の五兵衛が39歳の時、質流れの船を調達して海運業を再開した(文化8年(1811年ごろ))