承継
軌跡

(生い立ち~作家へ)

東京府荏原郡荏原町(現東京都品川区)生まれ[5]国民学校卒業後、東京府立電気工業学校(東京都立鮫洲工業高等学校の前身[注釈 1])に進むが中退東京陸軍幼年学校に挑戦。100倍の競争率を突破して入学するが、在学中の15歳で終戦を迎えたため[6]、工業学校へ復学し、卒業後、臨時人事委員会(後の人事院)に就職する[7]。11年勤務後に退職し、トラック運転手保険外交員私立探偵警備員などを経て作家生活に入る。

(エピソード)

西村京太郎というペンネームの由来は、人事院時代の友人の苗字と、京太郎は「東京出身の長男」という意味から[13]。以前は、江戸川乱歩賞などに応募する際、黒川俊介や西崎恭というペンネームも使用していた。西崎恭名義で応募した『宇宙艇307』が早川書房SFコンテスト第3回(1964年)で努力賞として入賞している。