エピソード
- 牧野富太郎の逸話の一つとして、彼が幼少期から好奇心旺盛な性格であったことが挙げられます。彼はある時、番頭の珍しい時計に興味を持ち、分解してしまいました。分解した部品を納得するまで調べた後、元通りにできなくなってしまったと言われています。この出来事が、後に植物の解剖や詳細な描画に興味を持つきっかけとなったと考えられています。
- また、研究に没頭するあまり、腕時計を持たず、時間感覚が抜け落ちたことがありました。ある日、散歩の途中で彼は知人に声をかけられ、1時間の約束をして別れました。ところが、牧野富太郎は時間を勘違いし、4時間も待たせてしまい、相手を困らせる結果になってしまいました。その後、彼は周りの人々に対して、時間を守ることの大切さを痛感し、しっかりと時計を身につけるようになったと言われています。