承継
軌跡

(幼少期)

延享2年(1745年)1月11日、上総国山辺郡小関村(現・千葉県山武郡九十九里町小関)の名主・小関五郎左衛門家で生まれた。幼名三治郎。父親の神保貞恒武射郡小堤(おんづみ)村(現・千葉県山武郡横芝光町小堤)にあった酒造家の次男で、小関家には婿入りした。三治郎の他に男1人女1人の子がおり、三治郎は末子だった[4]

6才の時に母が亡くなり、家は叔父が継ぐことになった。そのため、婿養子だった父・貞恒は兄と姉を連れて実家の小堤村の神保家に戻るが、三治郎は祖父母の下に残った。