承継
軌跡

(生い立ち)

料亭を経営していた資産家の父と、仲居をしていた母との間の私生児として生まれる[1]

16歳のときに高校を中退、ある男性の後ろ盾を得て名古屋市内で喫茶店「洋子」を開く[1]。店は繁盛していたというが、雇われ店長に嫌気が差して3年で経営から手を引いた[

(女優も経験)

1957年(昭和32年)、東映ニューフェイス4期生に選ばれる。同期には水木襄佐久間良子室田日出男曽根晴美花園ひろみ山城新伍がいた。しかし女優としては鳴かず飛ばずで、わずか2年ほどで芸能界から足を洗う[1]。この頃安藤昇と知り合い、横井英樹襲撃事件(1958年)に関与したとして安藤が警察に追われると、自らの住んでいたアパートに安藤を匿っていた[1]。本人も「安藤組の組員の末席をけがしている」と自認しており、アパートに出入りしていた安藤組の組員たちから「姫」と呼ばれるようになり、後のクラブの店名の由来にもなっている[2]