承継
軌跡

(清水みのる・・とは)

浜松出身の作詞家。「星の流れに」「月がとっても青いから」「かえり船」「森の水車」「わが浜名湖」などの作品がある。
みのるの父は中学校のときに、母は大学を卒業した翌年に亡くなっており、その想いを「わが浜名湖」のなかで父を“おとうさんのひげ”、母を“母と花すすき”などと詠っている。
老人ホームなど、厚生福祉施設への奉仕活動にも取り組んでいる。

(生涯)

1903(明治36)年9月11日に浜名郡伊佐見村(現:西区伊左地町)で生まれた。立教大学卒業後、サトウハチローを作詩の先輩として師事。
その後、多くの作詩を手掛けており、1969(昭和44)年には吉永小百合の「ふるさとのおもちゃの唄」では日本作詞家大賞・特別賞を受賞。日本作詞家協会功労賞や、さらに1971(昭和46)年には紫綬褒章(しじゅほうしょう)をも受賞している。
1979(昭和54)年12月10日、76歳で他界。

(詩碑)

『文学の丘に立つ』北区引佐町 細江公園内
 「展望の中に 光と緑がある そよ風と さざなみがある」

『森の水車』西区伊左地町 伊佐見緑地
 「緑の森の彼方から 陽気な唄が聞こえます
  あれは水車のまわる音 耳をすましてお聞きなさい
  コトコト コットン コトコト コットン
  ファミレドシドレミファ
  コトコト コットン コトコト コットン
  仕事にはげみましょう
  コトコト コットン コトコト コットン
  いつの日か 楽しい春がやって来る」